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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻6号

1994年06月発行

今月の臨床 早期癌—診療ストラテジー

卵巣癌 治療

25.卵巣温存手術の条件と方法

著者: 落合和徳1 高倉聡1 川嶋正成1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学産婦人科

ページ範囲:P.782 - P.783

文献概要

 悪性卵巣腫瘍治療の基本は根治術(内性器全摘,大網切除,傍大動脈・骨盤リンパ節郭清および可及的腫瘍摘出)とそれに引き続く周期的化学療法であり,早期癌であってもこれが原則であろう1).しかしながら,reproductive ageにある悪性(および境界悪性)卵巣腫瘍患者の場合,個体保存だけではなく種族保存の観点に立った取扱い,すなわち,妊孕性を保ちつつ根治性を損なわない治療法(保存手術)が求められることがある,この場合の要点を,①保存手術を行うための必要条件,②保存手術時の実際と留意点③化学療法の卵巣機能に与える影響,の3点にしぼり概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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