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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻6号

1994年06月発行

文献概要

Q&A

糖尿病合併妊娠の胎児管理は?

著者: 武久徹1

所属機関: 1武久産婦人科医院

ページ範囲:P.785 - P.787

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Q 糖尿病合併妊娠(糖尿病妊娠)では羊水量が多い症例があり,正常羊水量でも胎児が安全と言えないと思うのですが,糖尿病妊娠の胎児管理試験は何を行うのが良いのでしょうか? (徳島市YT生)
 A 現在,分娩前胎児管理試験として,羊水量測定(amniotic fluid index:AFI使用)とnonstress test(NST)の組み合わせ(Modified biophysical profile:MBP)が,最も簡単で信頼度の高い検査方法と考えられています.当院の統計でも,1987年9月から1993年12月までに5,917回のMBPを行い,この間4例の分娩前胎児死亡(5,821分娩中)がありましたが,分娩前胎児管理試験施行前に胎児死亡に至った3例を除くと,MBPの結果は正常だったにもかかわらずその後に子宮内胎児死亡に至った例(falsenegative)は1例であることからも,MBPの信頼度の高さが明らかです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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