文献詳細
CURRENT RESEARCH
乳癌,子宮内膜癌に対する新しい抗癌内分泌療法の基礎的研究—アロマターゼ阻害剤とスルファターゼ阻害剤
著者: 山本宝1 福岡正晃12 卜部諭13 北脇城14
所属機関: 1京都府立医科大学産婦人科 2現:松下記念病院 3現:京都市立病院 4現:社会保険京都病院
ページ範囲:P.793 - P.802
文献概要
その後大学に戻り同様な仕事を続けていますが,当時は基礎・臨床両分野を合わせても,わが国で数人程度しかいなかったアロマターゼの研究者も最近では随分と数も増え,アロマターゼという言葉も概念も浸透してきた感があります.今ではスルファターゼの研究も合わせて行っていますが,近年増加傾向が指摘されていますエストロゲン依存性の乳癌や内膜癌に高いアロマターゼ活性やスルファターゼ活性が認められるのは大変興味深いものです.
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