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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻7号

1994年07月発行

今月の臨床 ハイリスク妊娠—22週までの管理

内科的合併症

5.糖尿病網膜症

著者: 秋谷忍1

所属機関: 1産業医科大学眼科

ページ範囲:P.844 - P.845

文献概要

 妊娠により糖尿病網膜症の悪化した症例が報告され始めたのは1950年頃からである.わが国では1973年に堀内の報告が見られる.1979年には大森1)が自験例に基づき網膜症のないものは妊娠中に網膜症は発生しない,毛細血管瘤と静脈欝滞だけのものも妊娠分娩によって悪化しない,点状出血と滲出物の認められるものは妊娠分娩によって悪化するようである,などと報告している.その後,10数年経過した現在の一般的な考えについて述べる.
 1988年から89年にかけて木戸口らが3編の論文を発表しているがこれが現時点でのわが国における情報のすべてと考えてよいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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