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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻7号

1994年07月発行

今月の臨床 ハイリスク妊娠—22週までの管理

産科異常

18.初期流産の取扱い指針

著者: 北尾学1 秦幸吉1

所属機関: 1島根医科大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.874 - P.876

文献概要

 初期流産とは妊娠12週未満の流産であり,産科臨床上遭遇する機会の多い疾患の一つである.初期流産は,なんらかの原因で胎芽が死亡した後に排出される場合や,染色体異常などにより最初から異常な妊卵として発生したものが一定の発育を行った後に排出される場合などがあり,胎芽あるいは胎児のviabilityに左右されるものである.したがって,初期流産の診断は胎児の予後を客観的に判定することであり,それは初期流産の正しい取扱いへのファーストステップであると考えられる.
 本稿では,初期流産の診断,治療および次回妊娠への注意点などについて解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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