文献詳細
今月の臨床 胎盤—母児接点としての役割
物質のトランスポート
文献概要
抗原(ウイルスなどを除く)とその移行について
ヒトの胎盤は血液—絨毛型(hemochorialplacenta)であり,絨毛膜を境に母体血液と胎児血液が遮断されている.
しかしながらこの遮断は完全なものではなく,hCGやAFPなどのように絨毛膜から母体血中に分泌されるもの,また胞胚の着床,primary stemvill,完成した胎盤でのanchoring villiにおける脱落膜細胞やマクロファージなどとの接点での抗原の存在とその移行が示唆されている.
ヒトの胎盤は血液—絨毛型(hemochorialplacenta)であり,絨毛膜を境に母体血液と胎児血液が遮断されている.
しかしながらこの遮断は完全なものではなく,hCGやAFPなどのように絨毛膜から母体血中に分泌されるもの,また胞胚の着床,primary stemvill,完成した胎盤でのanchoring villiにおける脱落膜細胞やマクロファージなどとの接点での抗原の存在とその移行が示唆されている.
掲載誌情報