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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻8号

1994年08月発行

今月の臨床 胎盤—母児接点としての役割

物質のトランスポート

8.抗原・抗体

著者: 森定優1

所属機関: 1東京電力病院産婦人科

ページ範囲:P.976 - P.977

文献概要

抗原(ウイルスなどを除く)とその移行について
 ヒトの胎盤は血液—絨毛型(hemochorialplacenta)であり,絨毛膜を境に母体血液と胎児血液が遮断されている.
 しかしながらこの遮断は完全なものではなく,hCGやAFPなどのように絨毛膜から母体血中に分泌されるもの,また胞胚の着床,primary stemvill,完成した胎盤でのanchoring villiにおける脱落膜細胞やマクロファージなどとの接点での抗原の存在とその移行が示唆されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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