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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻8号

1994年08月発行

今月の臨床 胎盤—母児接点としての役割

疾患と胎盤

20.IUGR

著者: 岸本廉夫1 中谷義明1 工藤尚文1

所属機関: 1岡山大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1008 - P.1009

文献概要

 子宮内胎児発育遅延(IUGR)の代表的成因として胎盤機能不全があるが,胎盤機能不全は高血圧や糖尿病などの母体側要因によらない胎盤自体の病理学的変化によってももたらされる.IUGRと関連の強い胎盤の病理学的変化としては,大別すると,①血腫,②虚血性変化(梗塞),③腫瘍,④奇形,⑤炎症(絨毛炎)などがある,いずれも胎盤物質交換,胎盤循環の障害をもたらし,IUGRの原因となり得る。著者らの経験例も含めて代表的なものについて概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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