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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻8号

1994年08月発行

今月の臨床 胎盤—母児接点としての役割

トピックス

23.トロホブラスト細胞の培養

著者: 根上晃1 川上由香2 佐々木博正2 富永敏朗2

所属機関: 1笠原病院産婦人科 2福井医科大学産婦人科

ページ範囲:P.1016 - P.1017

文献概要

 胎盤は受精卵に由来する組織と母体組織(子宮内膜組織:脱落膜組織)からなり,妊娠の進行に伴って形態と機能を著しく変化させながら発育する器官である.胎盤組織は組織採取の容易さ,魅力的な素材から多くの研究施設や研究者によって,胎盤組織,中でも絨毛組織の培養は古くから行われている.
 胎盤組織の培養は,一般の組織の培養と同様の方法で行うことができるが,初代培養では,1)移植片培養(explant culture) 2)単層培養(monolayer culture) 3)器官培養(organ culture)などがよく行われる(図1).
 以下簡単にこれらの培養法を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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