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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻8号

1994年08月発行

Q&A

クラミジア感染症における各種検査の信頼度—日米の対比

著者: 菅生元康1 矢沢珪二郎2

所属機関: 1長野赤十字病院 2ハワイ大学

ページ範囲:P.1025 - P.1026

文献概要

 Q クラミジア感染症の診断法として抗体測定法がかなり普及していますが,臨床の場で,血清診断について混乱があるようですが,その点について教えて下さい(埼玉M生).
 A 日本:クラミジアトラコマティス感染症の診断法として,本邦では近年開発された抗体測定法(イパザイム,ヒタザイムなど)が健康保険でも一部適用とされており,かなり普及している.しかし,その結果一般臨床の場で,血清診断の解釈について混乱が認められる.すなわち特異抗体加存在,種類(IgG,IgA)および抗体価を調べることにより,個々の症例のクラミジア感染が活動性かいなかがわかるという検査結果の,いわば拡大解釈が混乱のも事とと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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