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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻9号

1994年09月発行

今月の臨床 婦人科医のためのオステオポローシス

エストロゲン欠乏と骨粗鬆症

7.妊娠・産褥期の骨量の変化

著者: 古謝将一郎1 永田行博1

所属機関: 1鹿児島大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1086 - P.1087

文献概要

 妊娠中には母体から胎児へ約30gのカルシウムが移行し,産後は母乳を経由して1日約220mgのカルシウムが失われるから,妊娠・産褥期の骨代謝動態への影響が考えられる,とくに妊娠中の骨量に関しては、減少するとか変化しないなど異なった報告が見られ,必ずしも一定の見解は得られていない.妊娠・産褥期に発生する骨粗鬆症の報告もあるが,きわめてまれであることから本稿では妊娠・産褥期の骨量の変化について,自験例を含めて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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