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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻9号

1994年09月発行

文献概要

今月の臨床 婦人科医のためのオステオポローシス 診断 骨量の測定

13.超音波

著者: 中村利孝1

所属機関: 1産業医科大学整形外科

ページ範囲:P.1106 - P.1108

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 骨粗鬆症は骨折の危険率が増加した状態である.骨折の危険率の評価には骨量の測定が不可欠である.定性的に骨量の多少を知るだけでは危険率の判定には十分ではない.超音波を用いて骨量を測定する方法は機器が簡単であり,測定が早く,放射線を使用しないという利点がある.若い年代の女性にも安心して適用できるので,骨粗鬆症の第一次スクリーニングとして有用である可能性がある.
 しかし,超音波法は骨のミネラルを直接測定しているのではない.物性物理の一般的特性に基づいて,骨密度や骨の力学的特性を評価する方法である.したがって得られる指標の評価には,おのおのの指標の特徴を理解することが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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