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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻9号

1994年09月発行

文献概要

今月の臨床 婦人科医のためのオステオポローシス 治療と予防 エストロゲン療法

18.結合型エストロゲン療法

著者: 本庄英雄1

所属機関: 1京都府立医科大学産婦人科

ページ範囲:P.1124 - P.1126

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 結合型エストロゲン剤(プレマリン®ほか)は,妊馬尿より抽出した硫酸抱合型エストロンを主成分とする経口用エストロゲン剤で,現在最も繁用されている.本剤は,従来,更年期障害などの治療薬として主に用いられてきたが,近年わが国でも女性の平均寿命の延長に伴い,ホルモン補充療法の意義が注目されるようになり,従来の更年期障害の治療としてだけでなく,高脂血症,骨粗鬆症その他,すなわち老年期障害の予防・治療を目的としてもよく用いられるようになってきた1).ここでは骨粗鬆症の予防・治療に対する結合型エストロゲン療法について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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