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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科48巻9号

1994年09月発行

今月の臨床 婦人科医のためのオステオポローシス

治療と予防 骨増加療法

24.イプリフラボン

著者: 竹内靖博1

所属機関: 1東京大学医学部第四内科

ページ範囲:P.1143 - P.1144

文献概要

 イプリフラボンはフラボノイドの一種であるイソフラボンの誘導体であり,ミトコンドリアの酸化的リン酸化の調節因子であることが知られていた.この物質にはエストロゲン作用は認められないが,エストロゲンの作用を促進することが報告されている.とりわけ,エストロゲンによるカルシトニン分泌作用を促進すること1)などから,イブリフラボンには閉経後骨粗鬆症の予防および治療効果のあることが期待されていた.その後の動物実験や骨粗鬆症患者への投与成績から,本薬剤には実際に骨量の減少を抑制する作用のあることが明らかにされた,本稿では,その作用機序と臨床的効果について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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