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産婦人科クリニカルテクニック ワンポイントレッスン
経腟超音波による卵巣の描写法
著者: 岡井崇1
所属機関: 1東京大学
ページ範囲:P.1169 - P.1169
文献購入ページに移動 超音波経腟走査法の導入によって正常卵巣の描写できる症例が増加した.不妊症治療への応用のみではなく,一般婦人科診療においても,子宮外妊娠の診断や子宮腫瘍,とくに漿膜下筋腫の鑑別などのためにも重要である.
正常卵巣は,周囲の組織(主に腸管)よりも低輝度でやや粗雑ではあるが比較的均一な充実性のエコー像を呈する.形状と大きさのイメージは,実際の卵巣の割面を想像すれば容易に掴める,閉経前の婦人では卵巣の辺縁には小嚢胞が存在し,それが複数個存在する時は辺縁部が中央部よりやや低輝度な印象を受ける.成熟卵胞は2cm程度の嚢胞として描写される,一方,閉経後の正常卵巣はsizeも小さくなり嚢胞部分が存在しなくなる.エコー強度は全体に均一性が高くなるが,このため周囲の組織との識別が難しくなる.
正常卵巣は,周囲の組織(主に腸管)よりも低輝度でやや粗雑ではあるが比較的均一な充実性のエコー像を呈する.形状と大きさのイメージは,実際の卵巣の割面を想像すれば容易に掴める,閉経前の婦人では卵巣の辺縁には小嚢胞が存在し,それが複数個存在する時は辺縁部が中央部よりやや低輝度な印象を受ける.成熟卵胞は2cm程度の嚢胞として描写される,一方,閉経後の正常卵巣はsizeも小さくなり嚢胞部分が存在しなくなる.エコー強度は全体に均一性が高くなるが,このため周囲の組織との識別が難しくなる.
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