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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻1号

1995年01月発行

今月の臨床 CTかMRIか—婦人科腫瘍読影のポイント

子宮腫瘍

5.体癌浸潤度(壁内浸潤)

著者: 牧野田知1 半田康1 晴山仁志1 藤本征一郎1

所属機関: 1北海道大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.42 - P.48

文献概要

 近年の生活様式の欧米化や人口構成の高齢化によって,婦人科悪性腫瘍のうちでも子宮体癌の占める割合が増加してきている.当科での最近10年間の統計(表)をみても,体癌の絶対数そのものも基本的にやや増加傾向にあり,子宮頸癌が細胞診の普及によって早期発見症例が増加していることを考えると,今後婦人科悪性腫瘍のうちでは卵巣悪性腫瘍とならんでますます重要度が増加すると考えられている.
 子宮体癌の特徴としては,表でも116例中62例(53.4%)が臨床進行期I期であるように,I期の占める割合が多いにもかかわらず,頸癌などに比べてI期の亜分類別の予後がよくないことがあげられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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