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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻10号

1995年10月発行

今月の臨床 初期治療60分—産科救急

出血

9.胎盤ポリープ

著者: 山口暁1 越野立夫1

所属機関: 1日本医科大学産婦人科

ページ範囲:P.1374 - P.1375

文献概要

迅速診断のポイント
 産褥後期以降に大出血をきたす疾患としては,胎盤ポリープ以外に,胎盤遺残,胎盤剥離部に生じた血栓の脱落,子宮筋腫(とくに粘膜下筋腫),絨毛性疾患があげられる.これらの疾患と胎盤ポリープとの鑑別は病理学的検索によらないと困難であるが,胎盤ポリープに比較的特徴的な症状としては,子宮収縮剤に抵抗し反復する暗黒色の性器出血,出血時の陣痛様下腹部痛,ポリープ表面に感染をともなった場合に生じる微熱などがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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