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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻10号

1995年10月発行

原著

腹腔リザーバー長期投与が腹膜クリアランスに与える影響について

著者: 津村宣彦1 首藤聡子1 山下陽一郎1 川口勲1

所属機関: 1帯広厚生病院産婦人科

ページ範囲:P.1435 - P.1437

文献概要

 腹腔リザーバーを用いた化学療法施行の婦人科悪性腫瘍症例を,反復投与群(リザーバーよりの投与6コース以上)と初回投与群に分け,PSP尿中排泄率およびCDDP血中移行率を測定し腹膜クリアランスの変化を検討した.初回投与群に比し反復投与群で尿中排泄率,血中移行率が共に有意に高く.腹膜クリアランスの上昇が推察された.この結果より.抗癌剤の腹腔内への反復投与が抗腫瘍効果に影響を及ぼす可能性が示唆された,また.PSPが腹膜クリアランスの簡便な検査法として有用か否かについても,今後検討していきたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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