icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻11号

1995年11月発行

今月の臨床 無排卵—病態と治療をめぐるトピックス

Overview

1.排卵をめぐる最近の知見

著者: 増田美香子1 久保田俊郎1 麻生武志1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1470 - P.1474

文献概要

 排卵は単に卵胞の中から卵が排出される現象ではなく,卵胞発育,卵成熟,卵胞破裂,黄体形成,卵胞閉鎖といった一連の過程としてとらえるべきである.卵胞発育,卵胞破裂の過程に障害があると無排卵となり,またたとえ排卵しても,それまでのプロセスに問題があれば成熟した卵は得られず,黄体機能も正常とはなり得ない.一方,通常ヒトにおいて見られる単一排卵の機序に関する研究が積み重ねられているが,いまだ不明な点が多い.本稿では最近の知見をまじえて排卵に関連する現象の一端を概説したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら