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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻11号

1995年11月発行

今月の臨床 無排卵—病態と治療をめぐるトピックス

効果的治療法の選択

17.FSH-GnRHパルス療法

著者: 桑原章1 苛原稔1 青野敏博1

所属機関: 1徳島大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1524 - P.1526

文献概要

 排卵誘発療法において排卵率,妊娠率を高めるとともに,副作用を軽減することは治療の効率化のために欠かせない.FSH療法は卵巣過剰刺激症候群(OHSS),多胎妊娠を発症することがあり1),とくに三(品)胎を超える多胎妊娠は周産期管理が難しいため,その予防が重要視されている.
 我々はFSH療法中にみられる多発排卵による多胎妊娠を抑制する目的で,FSH療法にGnRH律動的投与法を組み合わせた治療法を考案し2),視床下部性無排卵症や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などのFSH療法の適応となる症例に実施している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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