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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻12号

1995年12月発行

文献概要

今月の臨床 いまなぜ“胎児仮死”か 胎児仮死を見逃さない 1.IUGRと胎児仮死

1)心拍モニタリングはどこまで有効か

著者: 太田孝夫1

所属機関: 1帝京大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1600 - P.1606

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 妊娠時におけるIUGRの胎児管理の中で,胎児血の酸素化の良否ならびにアシドーシスの有無を鑑別することは胎児の健康状態の把握,ひいては妊娠を継続させるか,児の娩出に踏み切るべきかを決定する上で最も重要な因子である.これが分娩監視装置診cardiotocographyによって,どの程度達成できるのか,その意義と限界を知ることは周産期医療に携わる産科医にとって不可欠の知識といえよう.
 妊娠時のcardiotocographyとして,nonstresstest(NST)とcontraction stress test(CST)が主として用いられているが,ここではNSTが妊娠時におけるIUGRの胎児仮死の診断にどこまで有効か,という難問にアプローチすることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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