icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻12号

1995年12月発行

今月の臨床 いまなぜ“胎児仮死”か

胎児仮死を見逃さない 1.IUGRと胎児仮死

2)循環動態の評価

著者: 佐藤昌司1 小柳孝司1 中野仁雄2

所属機関: 1九州大学医学部付属病院周産母子センター 2九州大学医学部婦人科産科

ページ範囲:P.1607 - P.1609

文献概要

 IUGR (子宮内発育遅延)における循環動態は,従来,動物実験によって病態生理が論じられていたが,近年の超音波ドプラ法の進歩にともない,ヒト胎児を対象に,臓器単位での循環動態の評価が可能になってきた.そして,本症における胎児循環動態の変化が,超音波血流計測法の発達を基礎として,次第に明らかにされてきている.
 本稿では,とくに超音波ドプラ法を用いて得られた知見に焦点を絞り,本症における循環動態の特徴について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら