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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻12号

1995年12月発行

文献概要

原著

新しい子宮内腔病変検査法—子宮内腔通水下超音波検査法(sonohysterography)

著者: 中島敬和1 南雲秀紀1 家坂利清2 家坂清子2 水沼英樹3 伊吹令人3

所属機関: 1埼玉医療生活協同組合羽生病院産婦人科 2いえさか産婦人科医院 3群馬大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1665 - P.1669

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 産婦人科領域で広く普及している,腟式超音波検査に子宮内腔通水を組み合わせる方法(sono—hysterography)により,子宮内腔病変の検索を試みた.その結果,子宮内腔に通水することにより,内腔が拡大し,腟式超音波検査では見つからなかった病変が鮮明に描出できた.腟式超音波検査も子宮内腔通水法も一般的な検査であり,どちらも手技が容易で侵襲は少なく,そのうえ副作用もほとんどない,安全な検査である.以上のことから本検査法は種々の内腔の病変,とくに発見の難しい粘膜下子宮筋腫等の検索に利用価値が高いものと考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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