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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻12号

1995年12月発行

薬の臨床

新しい尿中hCG検出試薬オーラテックhCGの臨床的検討

著者: 梶博之1 上村浩一1 苛原稔1 青野敏博1

所属機関: 1徳島大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1685 - P.1690

文献概要

 尿中hCGの免疫学的測定法は,今日産婦人科領域の日常診療において最も頻繁に行われる検査のひとつである.今回我々は,1ステップSPlA法(Sal Particle lmmuno Assay)を原理とした尿中hCG検出試薬,オーラテックhCG(オランダオルガノン)を使用する機会を得,その基礎的および臨床的検討を行ったので結果を報告する.
 公称感度は50lU/lとされているが,我々の検討でも50lU/lであった.オーラテックのLHに対する交叉反応性は500lU/lの濃度では交叉反応を認めず,実際の臨床上問題となる濃度では影響を受けないことがわかった.異常尿のうち,タンパク尿,糖尿,尿のpH,細胞浮遊尿,尿比重についてはいずれの検討濃度および値でも正常の反応を示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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