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Q&A
妊娠中期のCul-de-sacにある卵巣嚢腫の開腹手術によらない内容物排液の有用性と安全性
著者: 田中尚武1
所属機関: 1千葉大学医学部産婦人科
ページ範囲:P.217 - P.218
文献概要
A 妊娠に合併した卵巣腫瘤は,患者自身無症状でも妊娠を契機に産婦人科医を訪れた際,内診,経腹および経腟超音波検査にて偶然発見される場合が多い.妊娠子宮が増大するため内診で付属器腫瘤を見逃すことがあり,ルーチンの超音波診断は必須である.卵巣嚢腫である場合,類腫瘍病変(とくに黄体嚢胞,チョコレート嚢腫など)か腫瘍かを鑑別する.CA125をはじめとする腫瘍マーカー値は,妊娠中高値を呈するので、診断的価値は乏しい.
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