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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻3号

1995年03月発行

今月の臨床 GnRH療法—刺激と抑制

基礎知識

2.下垂体GnRHレセプターと作用機序

著者: 田坂慶一1

所属機関: 1大阪大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.276 - P.278

文献概要

 下垂体ゴナドトロピン(LH, FSH)分泌は主として視床下部性ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)により直接的に調節を受けている.GnRHはペプチドホルモンで10個のアミノ酸より構成されている.発見以来,アミノ酸組成を変えることによりさまざまな特性を持ったアゴニスト,アンタゴニストが合成され,その生物作用について検討が加えられた.現在多くのアゴニストが臨床応用されているが,近い将来アンタゴニストも臨床応用される可能性が高い.これらの薬剤を投与するにあたってはGnRHの作用機序を理解しておくことが必要である.ここではGnRHレセプターとその作用機序の特徴について概説しておく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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