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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻3号

1995年03月発行

今月の臨床 GnRH療法—刺激と抑制

GnRHパルス療法

10.高プロラクチン血症

著者: 松崎利也1 苛原稔2 青野敏博2

所属機関: 1小松島赤十字病院産婦人科 2徳島大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.303 - P.305

文献概要

 GnRHパルス療法は,視床下部—下垂体—卵巣系の内,視床下部にのみ異常がある視床下部性無月経症例において非常に効果的に性機能を回復させる.この治療中,卵巣,下垂体間でフィードバック機構が働き,単一卵胞発育および排卵が高率にもたらされることがよく知られている.しかし,下垂体もしくは卵巣にも異常が存在する病態にはパルス療法で十分な効果が得られない場合があり,この中に多嚢胞性卵巣症候群や高プロラクチン血症などが含まれる.以下に高プロラクチン血症に対するGnRHパルス療法の意義について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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