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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻4号

1995年04月発行

カラーグラフ 微細血管構築とコルポスコピー・1

正常扁平上皮域・子宮腟部円柱上皮域

著者: 奥田博之1

所属機関: 1岡山大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.379 - P.381

文献概要

連載にあたって
 コルポスコープ診における血管所見の重要性については,コルポスコピー所見分類(表)の中で,異常所見5つのうち3つ(赤点斑,モザイク,異型血管域)が,血管所見を主体とした異常所見であることからもよくわかる.ところで,血管形態の観察に際して,正常と異常,さらに異常の程度などを判断するために血管所見の詳細な解析力が要求される.そのためには正常〜浸潤癌における子宮頸部の微細血管構築の変化をよく理解し,その立体像をつねに念頭に置きながら血管所見の分析を行うことがたいせつである.本シリーズでは正常,扁平上皮化生,炎症,Dis—plasia,上皮内癌,初期浸潤癌,浸潤癌における子宮頸部の微細血管構築が立体的にどのような構築を示し,同時にその変化がコルポスコピー所見にどのように反映されているかを供覧し,コルポスコープ診における血管所見の判断への一助としたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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