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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻4号

1995年04月発行

今月の臨床 病態生理の最前線—臨床へのフィードバック

腫瘍

8.卵巣癌の転移機序

著者: 西田敬1 駒井幹1

所属機関: 1久留米大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.435 - P.440

文献概要

●はじめに
 卵巣癌の進行期を決定するには系統的なステージング手術が必要であるが,そのfeedback効果として,卵巣癌の進展形式に対する理解もさらに深まることが期待される.しかし,卵巣癌の治療中に予期せぬ骨髄や中枢神経系などへの転移の出現に驚愕することも時に経験され,癌の生物学的な本質に対する理解はいまだに十分とは言えない.
 浸潤性の増殖と遠隔転移能は癌の特質である.とくに転移癌による重要臓器の破壊は癌治療の上で最もやっかいな局面と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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