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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻4号

1995年04月発行

文献概要

今月の臨床 病態生理の最前線—臨床へのフィードバック 産科

17.深部静脈血栓症の発症要因

著者: 安達知子1

所属機関: 1東京女子医科大学第二病院産婦人科

ページ範囲:P.487 - P.492

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●緒言
 19世紀の病理学者Virchowが提唱した血栓形成の3要因(表1)は,今日でも血栓形成の基本要因であるが,妊娠・分娩・産褥は生理的状態として,これらの3要因を背景に有しており,血栓形成の準備状況にあるといっても過言ではない.ここでは,産科領域で近年増加傾向にある深部静脈血栓症のリスクファクターを中心に,この中でもとくに注目されている抗リン脂質抗体(anti—phospholipid antibodies,以下APA)の産科における意義,抗リン脂質抗体症候群のスクリーニングを加えて,深部静脈血栓症の診断と管理について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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