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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻4号

1995年04月発行

今月の臨床 病態生理の最前線—臨床へのフィードバック

胎児・新生児

18.IUGRの成因と病態

著者: 岸本廉夫1 多田克彦1 工藤尚文1

所属機関: 1岡山大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.493 - P.500

文献概要

●はじめに
 子宮内発育遅延(IUGR)は胎児の発育が子宮内で抑制された状態を総称する症候群である.臨床的には超音波断層検査により胎児体重を推定し,仁志田らの胎児発育曲線でその胎齢における平均体重の−1.5SD以下の場合をIUGRと診断している.したがって形態的な診断自体は比較的容易であるが,その成因は多岐にわたり,病態や胎児機能の的確な把握と適切な管理は,数々の多面的なアプローチが行われているものの,いまだ困難と言わざるを得ない.本稿ではIUGRの病因と病態について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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