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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻4号

1995年04月発行

文献概要

Q&A

尿失禁診断上の注意点と診療所レベルでできる腹圧性尿失禁診断法について(1)

著者: 下浦久芳1

所属機関: 1下浦産婦人科医院

ページ範囲:P.519 - P.522

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 Q ここ数年外来を訪れる患者さんから尿もれについて相談されることが多々あります.尿失禁診断上の注意点と腹圧性尿失禁の診断法の要点について教えてください(東京KY生).
 A 尿もれは女性において大変ありふれた下部尿路の症状である.軽度のものを含めると,全女性の約1/3に,認められる1).年齢と共に頻度は増加し,報告によってかなりの幅はあるが,30歳代で3人に1人,40歳代と50歳代は2人に1人とされる1).本人にとって問題とはならない臨床下subclinicalの尿もれ2)が大部分であるが,重症のものは患者のQuality of Lifeに影響を与える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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