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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻5号

1995年05月発行

今月の臨床 妊娠と血液

血管攣縮・血液凝固と妊娠・分娩

9.子癇

著者: 寺尾俊彦1

所属機関: 1浜松医科大学産婦人科

ページ範囲:P.590 - P.593

文献概要

 子癇とは日本産婦人科学会の定義によれば「純粋型,混合型にかかわらず妊娠中毒症によって起こった痙攣発作をいい,痙攣発作の発生した時期により,妊娠子癇・分娩子癇・産褥子癇と称する.なお,痙攣発作の発生した時期がまたがった場合,たとえば分娩期と産褥期とに痙攣発作が発生した場合は,分娩・産褥子癇という」とされている.
 妊娠中毒症を背景に脳病変が発生し,痙攣発作症状を呈する病態である.脳病変としては脳血管の一過性攣縮と考えられてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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