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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻6号

1995年06月発行

今月の臨床 イラスト 小手術

穿刺

8.羊水穿刺

著者: 末原則幸1

所属機関: 1大阪府立母子保健総合医療センター産科

ページ範囲:P.701 - P.703

文献概要

 羊水穿刺は,①羊水中の胎児由来細胞を用いた染色体分析や酵素の測定による代謝異常症の診断,②羊水中の代謝物質や酵素の測定による代謝異常症の診断,③L/S比の測定などの胎児成熟度判定,④羊水の吸光度測定による血液型不適合妊娠の重症度の判定,⑤羊水培養による子宮内感染の診断,⑥羊水過多の治療,⑦羊水内に色素を注入し破水の診断,⑧羊水過少時の羊水注入などの目的で行われ,産科管理上欠かせない手技である.しかし時に高位破水や胎盤早期剥離,子宮内感染などを起こしたり,陣痛を誘発することもあるため,その手技には十分習熟し,かつ慎重な実施が求められる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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