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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻6号

1995年06月発行

今月の臨床 イラスト 小手術

婦人科

16.卵管鏡下癒着剥離術

著者: 末岡浩1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.736 - P.739

文献概要

卵管鏡下卵管形成システム
 卵管閉塞に対する治療のために新しく開発された卵管鏡下卵管形成(Fal—loposcopic tuboplasty;FT)システムは,経頸管的アプローチにより細く蛇行した卵管内を全域にわたり挿入することのできる円筒状バルーンカテーテル(LEカテーテル)と,内蔵した微細な卵管ファイバースコープからなる.卵管形成用カテーテルの基本構造は,外筒・内筒とバルーンを加圧する拡張器からなり,内筒を押し込むことでカテーテル先端よりバルーンと卵管鏡が前進する構造になっている(図1).この際,卵管鏡はバルーンに連動して前進する.このバルーンには滅菌蒸留水を充填し,カテーテルを前進させる時は6〜9気圧,卵管鏡を進める際には2気圧に調節して操作する.バルーンの全長は10cmである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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