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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻6号

1995年06月発行

Q&A

尿失禁診断上の注意点と診療所レベルでできる腹圧性尿失禁診断法について・3

著者: 下浦久芳1

所属機関: 1下浦産婦人科医院

ページ範囲:P.769 - P.772

文献概要

 Q ここ数年外来を訪れる患者さんから尿もれについて相談されることが多々あります.尿失禁診断上の注意点と腹圧性尿失禁の診断法の要点について教えてください(東京KY生).
 A 手術を含む積極的な治療が予定されるときはSUI診断の確立が前提となる.切迫型や混合型の除外はいうまでもなく,排尿困難有無の確認は重要である.切迫型と混合型ではSUIと治療の方針は異なり,排尿困難の合併はSUI手術のとき術式の選択に関係する1).内因性尿道括約機能不全では尿道の閉塞を目標とする術式が選ばれるため,解剖学的(真性)SUIとの区別も重要となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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