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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻8号

1995年08月発行

今月の臨床 体外受精マニュアル—新しく始める人へのアドバイス

体外受精の準備 5.ラボラトリー運用の実際

3)実体顕微鏡と位相差顕微鏡の使い方

著者: 佐藤嘉兵1

所属機関: 1日本大学農獣医学部応用生物科学科

ページ範囲:P.1013 - P.1017

文献概要

 IVF-ETが不妊症治療法に用いられるようになってから,改めて光学機器の重要性が見直されてきた.医学/生物学分野においては最近,共焦点光学走査型顕微鏡が積極的に取り入れられて大きな成果が得られている.通常用いられている光学顕微鏡のうち,実体顕微鏡や位相差顕微鏡は頻繁に使用するわけであるが,最近市販されている顕微鏡は各メーカーによって仕様がかなり異なっていて使いにくいこともある.日常,使用する顕微鏡を正確に使って精密な観察をすることが第一の目的であるから,正確な操作法をマスターしておくことは効率的に操作を進める上でもたいせつである.最近の機種はほとんどが自動化あるいは調節が精密化しているが,その使用法は簡単になってきている.本稿では通常の実験,検査で用いる実体顕微鏡あるいは位相差顕微鏡の使用上の注意点について述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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