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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻8号

1995年08月発行

今月の臨床 体外受精マニュアル—新しく始める人へのアドバイス

体外受精の基本操作 1.卵巣刺激法

1)自然周期

著者: 福田操男1 福田清美1

所属機関: 1福田産婦人科麻酔科

ページ範囲:P.1031 - P.1035

文献概要

●はじめに
 世界で最初に体外受精を行ったEdwardsとSteptoeは自然周期により成功をおさめている1).しかしながら妊娠率が低いことから,自然周期にかわって,卵巣刺激による多発排卵周期が主流をしめるに至っている.最近多発排卵周期による多胎妊娠,卵巣過剰刺激症候群などの合併症の発生が問題になってきている.とくに多胎妊娠に対する減数手術がクローズアップされ,自然周期にも目が向けられるようになっている.本稿ではまず,自然周期の長所と短所について述べ,次に従来の体外受精法と腟内培養法に触れ,最後に自然周期による体外受精の実際について述べる.さらに自然周期採卵と腟内培養法とを合わせた方法Natural oocyte retrieval with intravaginal fer—tilization(NORIF)についても簡単に述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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