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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻8号

1995年08月発行

今月の臨床 体外受精マニュアル—新しく始める人へのアドバイス

体外受精の基本操作 1.卵巣刺激法

4)Poor responderへの対応

著者: 高岡康男1 千石一雄1 石川睦男1

所属機関: 1旭川医科大学産婦人科

ページ範囲:P.1047 - P.1051

文献概要

●はじめに
 体外受精・胚移植(以下IVF-ET)においては,種々の過排卵誘発法が用いられているが,あらゆる過排卵誘発法に対し,十分な卵胞発育の認められない,いわゆるpoor responderもしばしば経験することがある.また,Garcia1)らの報告以降,このpoor responderに関する報告も,散見するようになってきた.最近,hMG療法の際に成長ホルモン(GH)を併用するGH-hMG療法の有用性2-5)や,GnRHaを微量に減ずる方法により高い妊娠率を得た報告6)も認められるようになったが,poor responderに対する効果的な排卵誘発法はいまだ確立されていないのが現状である.本稿では,われわれが行っているPoor responderに対する排卵誘発法の試みに,最近の新しい知見も加え紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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