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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻8号

1995年08月発行

今月の臨床 体外受精マニュアル—新しく始める人へのアドバイス

体外受精の合併症とその対策

5.卵巣過剰刺激症候群の治療

著者: 見尾保幸1

所属機関: 1ミオ・ファティリティクリニック

ページ範囲:P.1107 - P.1112

文献概要

●はじめに
 卵巣過剰刺激症候群(ovarian hyperstimula—tion syndrome,OHSS)は排卵誘発時に高頻度に発症する主要な副作用の一つであり.代表的医原性疾患である.とくに,近年の体外受精・胚移植(in vitro fertilization and embryo transfer,IVF—ET)を中心としたassisted reproductive tech—nology(ART)の普及により,その頻度は増加し臨床上遭遇する機会の多い重要な疾患である.換言すると.OHSSに対する対応を熟知せずしてARTの実施はあり得ないと言っても過言ではない.このような見地から,本稿においてはOHSSの病態生理,診断および治療の概要を簡潔に述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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