文献詳細
今月の臨床 体外受精マニュアル—新しく始める人へのアドバイス
体外受精—私のコツ
文献概要
●はじめに
1978年のEdwardsとSteptoeらによる体外受精児誕生の報告以来,IVF-ER(in vitro fertiliza—tion and embryo replacement)は不妊治療の一方法としてルーチン化しつつある.しかし,まだ各施設間における妊娠率のばらつきは大きく,そのため排卵誘発法の工夫や培養法,胚移植法の検討など,個々の技術に偏った議論がなされている傾向がある.
私はつねづね,個々の技術もさることながら,hCGの切り替え時間が変われば卵の追加成熟培養時間も変わるという具合に時間的連続性をもった一連の操作がきわめて重要と考えている.
1978年のEdwardsとSteptoeらによる体外受精児誕生の報告以来,IVF-ER(in vitro fertiliza—tion and embryo replacement)は不妊治療の一方法としてルーチン化しつつある.しかし,まだ各施設間における妊娠率のばらつきは大きく,そのため排卵誘発法の工夫や培養法,胚移植法の検討など,個々の技術に偏った議論がなされている傾向がある.
私はつねづね,個々の技術もさることながら,hCGの切り替え時間が変われば卵の追加成熟培養時間も変わるという具合に時間的連続性をもった一連の操作がきわめて重要と考えている.
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