文献詳細
文献概要
今月の臨床 婦人の尿失禁—トラブルへの対処 尿失禁を診る
6.妊娠と尿失禁
著者: 椋棒正昌1 寺本憲司1
所属機関: 1淀川キリスト教病院産婦人科
ページ範囲:P.1240 - P.1241
文献購入ページに移動 妊娠中に見られる排尿障害は,尿失禁と頻尿の2つの症状に代表される.この症状のうち,尿失禁は妊婦の13.61)〜44.3%2)に認められ,妊娠との関係が非常に深い.
尿失禁は,従来から致死的疾患でないがゆえに,医療従事者から軽視されてきた.また,妊婦は,尿失禁を「しもがゆるい」と言う恥ずかしくてばつが悪く我慢すべき状態と考え,そのため医療の場で相談することもなく諦めていた.
尿失禁は,従来から致死的疾患でないがゆえに,医療従事者から軽視されてきた.また,妊婦は,尿失禁を「しもがゆるい」と言う恥ずかしくてばつが悪く我慢すべき状態と考え,そのため医療の場で相談することもなく諦めていた.
掲載誌情報