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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻9号

1995年09月発行

今月の臨床 婦人の尿失禁—トラブルへの対処

尿失禁を治療する

20.治療中のトラブル

著者: 荒木徹1

所属機関: 1あらき腎・泌尿器科クリニック

ページ範囲:P.1292 - P.1293

文献概要

 尿失禁,頻尿には抗コリン作用剤が頻用される.最近開発されたポラキス,バップフォーなどはとくに優れた効力をもつ.しかし,失禁の原因とタイプは多様であり,治療も一様ではない.そこを考慮しないで尿失禁と頻尿に対しこれらを投与すれば,尿閉や新たに溢流性尿失禁を作ることもある.一方,多くの問題点を持つ長期間の膀胱留置カテーテルは清潔間欠自己導尿(CIC)の導入で激減したが,社会的尿失禁や真性(完全)尿失禁など止むを得ずこれを置く場合もある.以下,これら2点による治療中のトラブルとそれに対する対策と予防法について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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