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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科49巻9号

1995年09月発行

薬の臨床

更年期障害に対するtofisopam(グランダキシン®)・estriol(エストリール®)の治療効果について

著者: 首藤聡子1 津村宣彦1 川口勲1

所属機関: 1帯広厚生病院産婦人科

ページ範囲:P.1335 - P.1340

文献概要

 更年期障害の患者71例に対し,estriol単独使用,tofisopam単独使用,およびtofisopam, estriol併用の3群間で臨床効果を検討した.閉経前の患者群において,estriol単独使用群に比べtofisopam単独使用群およびtofisopam・estriol併用群は,更年期障害に基づく各種の臨床症状を有意に改善すると考えられた.閉経後の患者群においては,各薬物投与群間の有効率にほとんど有意差は認められなかった.Estriolは比較的副作用が少なく使用しやすいエストロゲン製剤であるが,今回の検討では単独使用よりtofisopamとの併用が有効であることが示唆され,この傾向は閉経前の患者において著明であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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