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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科5巻11号

1951年11月発行

原著

骨盤外計測値と母體身長並に新生兒體重との相關關係に就いて(追試)

著者: 明石政雄1 渡邊久雄1

所属機関: 1慶應義熟大學醫學部産婦人科教室

ページ範囲:P.445 - P.448

文献概要

緒言
 骨産道に關する産科學的診察法の一つとして骨盤外計測法は骨盤レ線診斷法に比較し多少正確性を缺くが,臨床上如何なる産科醫も助産婦も簡單に行う事が出來る點その實用性に於て最大である。而してこの骨盤外計測値と新生兒の體重,並に母體身長との數量的間係を知る事も亦産科學上甚だ重要な事である。小畑,尾島は骨盤の大さと,新生兒の體重とは平行關係にある事を確證し,安藤教授は之が産科學上甚だ重要にして有益な發見である事を高唱せられている。又高橋,緖方,猪原池田等は骨盤外計測値と母體身長との間に正の相關關係がある事を認めている。著者は先に以上の文献を引用して骨盤外計測値と妊娠子宮底の長さ並に最大腹圍との相關關係に就いて研究したがその成績を整理するに當り,著者自身も亦同樣の關係を探らんとし,その追試を行つた次第である。例數が少いにも拘らず同樣の事項を確證し得たので簡單に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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