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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科5巻11号

1951年11月発行

文献概要

推計學

推計學算法(XI)

著者: 宮信一1

所属機関: 1東京大學醫學部産科婦人科學教室

ページ範囲:P.464 - P.469

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§相關分析えの基礎
 次項で學ぶ相關分析法(analysis of covarian—ce)の分析表作成其他め基礎となる事項を此の項で學ぶこととする。前回の身長と食道の回歸直線の問題を再び第1表にのせて考察しよう。既に求めた如く標本回歸直線はとなり,12例の各々に對應するŶ及び残差.dy.χ=Y—Ŷは3行と4行に記入されている。ところで,"12例の食道の長さの標本平均は24.5cmで,その1例の食道は26cmだ。"というだけでは,食道が26cmの人の身長はどの位だつたかということや,身長に比し食道が長いか短いかがわからない。若し身長が97cmだという知識があると回歸直線の式から推定値Ŷを求め,身長の割に長いとか短いかの目安がつけられる。即ち残差dy.χ=Y—Ŷを調べることにょり身長に比し食道の長さの大小の目安がつけられよう。今度は1表の7番目と12番目の食道を比べるのにはどうするか。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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