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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科5巻2号

1951年02月発行

文献概要

原著

人子宮頸管内膜の周期性變化

著者: 原田輝武1

所属機関: 1慶應義塾大學醫學部産婦人科教室

ページ範囲:P.54 - P.56

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緒言
 卵巣において産生される2種類の性ホルモン,即ち卵胞ホルモン並びに黄体ホルモンの婦人性器に及ぼす影響については,既に種々知られている。これ等の2種のホルモンは,排卵を中心とした所謂卵巣周期によつて律せられているので,これ等の支配を受ける器官もまた,周期的な影響を蒙ることは勿論である。就中,子宮体部内膜に及ぼす影響は特に周期性に繰返される月經出血と云う顯著な現象によつて,外觀的に特徴づけられているが,その本質は内膜の増殖並びに分泌の2作用で,その目的は受精卵の着床である。受精の行われる條件として,腟に射出された精子が排卵後一定時間の壽命しかない卵子に到逹しなければならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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