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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科5巻7号

1951年07月発行

症例研究

子癇後に發生したJackson氏癲癇の1例

著者: 今井嘉春1

所属機関: 1京都府立醫大産科婦人科

ページ範囲:P.266 - P.270

文献概要

緒言
 妊娠分娩産褥中に癲癇の第1回發作を見る事はそれ程稀ではなくて,Anselmino.1)Clemmessen,Bakker,Burgel,Karl2)雨宮,谷望等の諸氏が報告しているが,子癇に誘發或は原因せられて發したと思われる所謂子癇後癲癇3)(Posteklamptiscke Epilepsieの例は極めて稀であつて文献を徴してもGlockner,4)Buttner5)Hoffmann6)Bund雨宮7)氏等數例を數えるのみ。しかも報告は雨宮氏の1例をのぞいて他は皆子癇後に來した眞性癲癇である。余は最近典型的な産褥子癇後遺症としてJac—kson氏癲癇と考えられる1例に遭遇したので以下その臨床經過の大要を記し併せて本症に關する知見を補足する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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