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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻1号

1996年01月発行

今月の臨床 子宮内膜症—Controversy '96

子宮内膜症—私はこうしている

7.リュープリンの使い方

著者: 野崎雅裕1

所属機関: 1九州大学医学部婦人科産科

ページ範囲:P.73 - P.74

文献概要

 子宮内膜症は,近年さまざまな原因によりその発生頻度が増加している.この子宮内膜症に起因する難治性の疼痛は女性のquality of lifeを著しく低下させており,また不妊症の原因疾患としても看過できない疾患である.本症の治療法は,新しい治療薬や手術法の開発などにより,さらに新たな展開が期待されるようになった.薬物療法のなかでも対症療法ではない治療法として,その主体をなすものにホルモン療法がある.歴史的にはエストロゲン・ゲスタゲン剤による偽妊娠療法に始まり,ダナゾール療法から,さらにゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)アゴニスト療法が登場してきた.このGnRHアゴニスト療法のなかで,リュープロレリン皮下投与法(リュープリン療法)について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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