icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻1号

1996年01月発行

今月の臨床 子宮内膜症—Controversy '96

子宮内膜症—私はこうしている

10.子宮内膜症性不妊とIVF-ET

著者: 戸澤秀夫1

所属機関: 1東北大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.82 - P.83

文献概要

子宮内膜症性不妊症に対するIVF-ETの適応
 体外受精・胚移植法(以下IVF-ET)は子宮内膜症が原因と考えられる不妊症(以下子宮内膜症性不妊)に対しても有効な治療法である.一般的には手術療法(腹腔鏡下の病巣焼灼,癒着剥離チョコレート嚢胞核出など)や薬物療法(GnRHアナログ,ダナゾール)の後,排卵誘発・人工授精法を含めた一般的な不妊症治療を行い,それで妊娠しない症例がIVF-ETの適応となる.IVF—ETに移行するまでの治療期間は1年程度を目安としている.高度の癒着で卵管の可動性回復が望めない症例は,即IVF-ETの適応となることはいうまでもない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら