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今月の臨床 ホルモン療法—新しい動向を探る ホルモン療法を正しく行うために
4.ホルモンのアゴニスト,アンタゴニスト
著者: 矢野哲1
所属機関: 1東京大学医学部産婦人科
ページ範囲:P.1258 - P.1261
文献購入ページに移動 生理的受容体との結合により受容体の構造変化をもたらし,内因性物質の少なくともある種の効果と類似した効果を示す物質を作用薬,アゴニストと呼ぶ.受容体とアゴニストとの結合は特異的かつ可逆的で,その結合様式は一般的にMi—chaelis-Mentenの式に従う.一方,受容体に結合して特定のアゴニストの効果を阻害するが,それ自体は受容体と結合しても阻害効果を示さない物質を拮抗薬.アンタゴニストと呼ぶ.
本稿では,現在産婦人科領域で使用される可能性のあるホルモンのアゴニストとアンタゴニストとして,GnRHアナログおよび性ステロイドホルモン(エストロゲン,プロゲストーゲン)拮抗剤について概説する.
本稿では,現在産婦人科領域で使用される可能性のあるホルモンのアゴニストとアンタゴニストとして,GnRHアナログおよび性ステロイドホルモン(エストロゲン,プロゲストーゲン)拮抗剤について概説する.
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